ファクタリングによる資金調達とは?個人事業主が利用する際のメリット・デメリットを税理士がわかりやすく解説
ファクタリングによる資金調達とは?個人事業主が利用する際のメリット・デメリットを税理士がわかりやすく解説
個人事業主が利用できる資金調達方法の一つに、ファクタリングと呼ばれるものがあります。すぐに資金を用意したい場合に効果的な方法ですが、リスクもあるため仕組みをきちんと理解しておくことが重要です。概要やメリット・デメリットを詳しく解説します。
※2021年12月現在の情報です
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サイト管理者の紹介 :甲田 拓也 公認会計士税理士甲田拓也事務所 代表 早稲田大学商学部卒業後、PwCグローバルファーム(中央青山監査法人)や個人会計事務所を経て甲田拓也事務所を設立。 節税、資金繰り、IPO・マーケ支援を行うプロ会計士として活動。YouTubeでも情報発信中! |
ファクタリングによる資金調達とは
ファクタリングは、近年注目を集めている資金調達方法です。どのような仕組みなのか、まずは概要を理解しておきましょう。
売掛債権を使った資金調達方法
『ファクタリング』は『売掛債権』を現金化する資金調達方法です。ファクタリング会社に売掛債権を売却し、代金を受け取ることで資金を確保できます。
売掛債権は期日を迎えれば現金化できますが、資金繰りに問題を抱えているなど、いち早く現金を入手したいという場合もあるでしょう。ファクタリングを活用することにより、売掛金の入金期限前に現金が手に入ります。
売掛債権とは
商品やサービスを提供した企業や個人が、『売掛金』を取引先や顧客に請求できる権利が売掛債権です。売掛金とは、提供した商品やサービスの対価として、後払いで受け取る代金を指します。『ツケ』『カケ』と呼ばれることも多いでしょう。
一般的な取引においては、手間やコストがかかるため、商品やサービスを提供するたびに現金が支払われるケースはあまりありません。売上をいったん売掛金として処理し、月末や翌月末などにまとめて入金してもらいます。
売掛債権は会計上では資産として扱われるため、売掛債権を担保に借入を行うことも可能です。売掛債権には時効があり、権利を行使しないまま期限が過ぎると、原則として代金を回収できません。
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ファクタリングの種類
ファクタリングには、複数の種類が存在します。それぞれの特徴や利用目的について解説します。
買取ファクタリング
売掛債権を買い取ってもらうタイプが『買取ファクタリング』です。企業や個人事業主がファクタリング会社に売掛債権を売却し、手数料を差し引いた代金を受け取ります。
売掛債権の支払期日を迎えたタイミングで、売掛金が直接または間接的にファクタリング会社へ支払われます。売掛債権をできるだけ早く現金化したい場合に選択する方法です。
ファクタリング会社から前借りする形になりますが、金融機関からの融資と異なり、担保や保証人は必要ありません。審査にあたり、取引先の信用力が重視されます。
保証ファクタリング
売掛債権は、取引先の倒産などによる『未払いリスク』を内包しています。売掛金を回収できないケースに備えて、売掛債権を保証会社に保証してもらうタイプが『保証ファクタリング』です。
このタイプのファクタリングは、早期の現金化による資金調達を目的としているわけではありません。あくまでも貸し倒れリスクの軽減を目的とする方法です。
一般的には、取引先の信用力に不安がある場合に使われます。保証会社は取引先の信用力を調査して保証枠を決定するため、売掛金の全額を保証してもらえるとは限りません。
一括ファクタリング
買取ファクタリングの主体が自社であるのに対し、取引先が主体となっているのが『一括ファクタリング』です。
手形の代用として利用されるケースが多く、3社間で取引を行います。手形の収入印紙代削減や事務手続きを省略できることが特徴です。
国際ファクタリング
海外企業との輸出取引で利用するのが『国際ファクタリング』です。
日本国内の輸出業者(自社)、日本国内のファクタリング会社、海外業者、海外のファクタリング会社の4社間で行われ、海外業者から売掛金をきちんと回収することを目的としています。
国際ファクタリングを取り扱っている会社がまだ少ないため、即日での現金化が難しく、信用調査費や保証料、為替手数料などの利用費用が高くなることが特徴です。
医療ファクタリング
医療機関のみが利用でき、社会保険診療基金や国民健康保険団体連合会への診療報酬を業者が買い取り、現金化するタイプが『医療ファクタリング』です。
医療ファクタリングには「診療報酬ファクタリング」「介護報酬ファクタリング」「調剤報酬ファクタリング」の3種類があります。通常、報酬は2〜3ヶ月後に支払われますが、医療ファクタリングを利用することで早期に現金化できることが特徴です。
取引先が国なので、倒産や信用問題を心配する必要がありません。
ファクタリングの仕組み
買取型は、売掛金がどこに支払われるのかという違いにより、2種類の仕組みに分けられます。それぞれの具体的な内容やメリット・デメリットを覚えておきましょう。
2社間ファクタリング
売掛金を持つ企業や個人事業主と、ファクタリング会社の2社間のみで取引が成立するタイプです。売掛金は予定通り自社や個人事業主本人に支払われ、受け取った売掛金の金額分をファクタリング会社に支払います。
サービスを利用している事実を取引先に知られることがないため、取引先との取引関係に影響を与えない点がメリットです。売掛債権売却に関する取引先の合意を得る必要もなく、よりスピーディーに資金調達できます。
ただし、ファクタリング会社は取引先から直接回収できないリスクを負うため、手数料が高めに設定されることが一般的です。
3社間ファクタリング
サービスを利用する上で、取引先の合意を必要とする方法が3社間タイプです。売掛金は取引先から直接ファクタリング会社へと支払われます。
ファクタリング会社にとっては売掛金の回収に関与する者が少ないことから、2社間タイプに比べ手数料を安く設定する傾向があります。
取引先の合意を得るための時間が必要になる点がデメリットです。また、売掛債権の売却を取引先に知られてしまうため、取引関係に悪い影響を与える可能性もあります。
ファクタリングのメリット
早急な資金調達が可能な点や、売掛金の未回収リスクを回避できる点が、ファクタリングの主なメリットです。それぞれについて詳しく解説します。
短期間で資金調達が可能
ファクタリングの大きなメリットとして、短期間で資金を調達できる点が挙げられます。ファクタリング会社によっては即日で対応してもらうことも可能です。
銀行で融資を受ける場合は、最低でも2週間~1カ月は審査期間を必要とします。審査に必要な書類の準備期間も含めると、さらに時間がかかるでしょう。
できるだけ早急に資金を準備して状況改善を図りたいといったケースでは、サービスの利用を検討するのがおすすめです。
未回収リスクがない
ファクタリングにおいては、売掛債権を売却する契約を結びます。売掛債権を譲渡した時点で、売掛金の未回収リスクはファクタリング会社に移行します。
取引先の倒産などにより売掛金を回収できなくなった場合も、ファクタリング会社に未回収分を支払う必要はありません。未回収分にどう対応するかは、基本的にファクタリング会社側が考えるべき問題です。
早期の資金調達を目的とするだけでなく、未払いリスクを回避する目的としても活用できます。
ファクタリングのデメリットと注意点
ファクタリングにはいくつかのデメリットも存在します。利用時に注意すべき点とともに、申し込みを検討する際の参考にしましょう。
手数料がかかる
ファクタリングの利用には手数料がかかります。3社間タイプでは1~5%、2社間タイプの場合は10~30%が目安です。
手数料のみを考慮するなら、銀行融資やビジネスローンを利用したほうが安価でしょう。銀行融資の場合は、1%台の手数料で利用できるケースもあります。
取引先に知られることなく、可能な限り早く資金調達したいと考えるなら、それなりの代償を支払わなければならない点に注意が必要です。
利用実績を知られる場合がある
3社間タイプを利用する場合、利用に関する合意を取引先から得なければなりません。合意を得られるかどうかにかかわらず、売掛債権の売却意思を取引先に知られてしまいます。
取引先からすると、「売掛金の入金を待てないので、サービス会社に立て替えてもらいます」というメッセージを伝えられている状況です。資金繰りに問題があるのではないかと思われれば、今後の取引に悪影響を及ぼしかねません。
取引先との関係に影響を与えたくない場合は、2社間タイプを利用しましょう。ただし、高額な手数料を取られる可能性が高くなります。
悪徳業者が存在する
ファクタリングサービスを提供する会社の中には、悪徳業者が一定数存在します。早く資金調達したい心理につけ込み、利用者にとって不利な条件を押し付けてくるため注意が必要です。
一般的に、悪徳業者は著しく高い手数料を設定しています。売掛金が回収できない場合、利用者が債権を買い戻すといった条件を定めているのも特徴です。
契約書を提示しなかったり、料金の内訳を教えなかったりするというのも、悪徳業者によくある手口です。少しでも不審な点がある業者は利用しないようにしましょう。
個人事業主は対象外のことも
ファクタリングの審査では、取引先の信用力が最重要視されます。たとえ申し込み者が個人事業主であっても、未回収リスクが低ければ審査は通過するでしょう。
ただし、ファクタリング会社によっては個人事業主を対象外としているケースもあります。良質な売掛債権を持っていない場合が多いことや、社会的信用度の低さが主な理由です。
2社間タイプの場合、売掛金がきちんと支払われても、利用者が使い込んでしまえばファクタリング会社が利用者から代金を回収できなくなるおそれもあります。個人事業主が対象外となるのは、このようなリスクが重視されているためです。
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ファクタリングに申し込む際の一般的な必要書類
法人がファクタリングに申し込む際、どのような書類が必要になるのでしょうか。
迅速に手続きを進めるために、一般的に必要とされている書類内容をご紹介します。ファクタリング会社によって必要書類は異なりますので、お申込み時別途ご確認ください。
<例>
①登記簿謄本
②印鑑証明書
③決算報告書
④預金通帳
⑤請求書、契約書、発注書などの売掛債権書類
まとめ
ファクタリングはほかの資金調達方法に比べ、よりスピーディーに現金を調達できる点が大きな特徴です。売掛金を回収できない危険性も回避できます。
2社間タイプと3社間タイプの2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。仕組みをきちんと理解し、慎重に検討した上で利用しましょう。
GMOのファクタリングサービス
資金調達方法を探しているなら、サービス内容に定評があるGMOのファクタリングがおすすめです。GMOは東証一部上場企業であり、信用力が高く安心して利用できます。GMOが提供する2種類のファクタリングサービスをチェックしておきましょう。
GMO BtoB早払い
『GMO BtoB早払い』は、独自の回収方法で売掛金を資金化できる、法人向けファクタリングサービスです。入金先に仮想口座を利用するため、売掛金をGMOに返済する手間が省けます。
取引方法は2社間と3社間から選択可能です。売掛債権の買取後、最短2営業日で入金してもらえます。
通常の『請求書買取』以外に、オプションで『注文書買取』サービスを利用することも可能です。受注段階で現金化できるため、より安定した資金繰りを実現できるでしょう。
なお、GMO BtoB早払いは企業間取引がある法人向けサービスであり、個人事業主は利用できません。
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FREENANCEのフリーナンス即日払い
GMOは、損害補償保険やファクタリングを提供する『FREENANCE(フリーナンス)』というサービスを展開しています。FREENANCEは、フリーランスや個人事業主のために用意されたサービスです。
FREENANCEで提供されるファクタリングサービス『フリーナンス即日払い』では、売掛金相当額の入金が最短で債権買取日当日に実行されます。取引先にサービスの利用は知らされません。
買取手数料は請求書額面の3~10%です。一般的な2社間ファクタリングでは、手数料が10~20%かかるため、他社より手軽に利用できます。
サービスを利用するためには、専用のフリーナンス口座を開設する必要があります。専用口座を使えば使うほど手数料が下がるのもメリットです。
即日払い | FREENANCE(フリーナンス) | FREENANCE(フリーナンス)
FREENANCEのメリット
GMOが個人事業主向けに提供しているFREENANCEのメリットを紹介します。ファクタリング以外の魅力も押さえておきましょう。
さまざまな補償が付帯する
フリーナンス口座を開設すると、仕事中のさまざまな事故を補償するサービス『フリーナンスあんしん補償』が無料で付帯します。
業務遂行中の事故や仕事の結果の事故、受託物の事故などが補償の対象です。1事故あたり最高5000万円のが補償を受けられます。
会社員なら仕事中に事故を起こしても会社に助けてもらえますが、個人事業主の場合は保険に加入しなければなりません。フリーナンスあんしん補償なら、仕事中にトラブルが発生しても、無料で損害補償を受けられます。
手続きが簡単でスピーディ
銀行融資で資金調達を行う場合、多くの書類を用意したり担保や保証人を準備したりと、時間や手間がかかります。しかし、FREENANCEのフリーナンス即日払いなら、ネット上での簡単な操作のみで手続きが可能です。
公式サイトからアカウント登録を行い、振込専用口座を開設します。振込先を専用口座に指定した請求書を登録すれば、ファクタリング利用の基本的な手続きは完了です。
売掛金相当額が原則として即日で振り込まれる点もメリットです。スピーディに資金調達を行えるため、資金繰りが楽になります。
取引先に通知されない
FREENANCEのフリーナンス即日払いは、基本的には取引先を介さないため、取引先に債権譲渡が通知されません。
ファクタリングを利用していることが取引先に知られると、資金繰りが厳しいのではないかと疑われ、その後の取引に悪影響を与える恐れがあります。しかし、フリーナンス即日払いなら取引先に知られないため安心です。
取引先が支払った売掛金はフリーナンス口座へ直接支払われるため、サービス利用者がFREENANCEへ支払う必要がありません。売掛金の回収はフリーナンス口座から直接行われます。
社会的信用が上がる
フリーナンス口座を開設すると、仕事中のさまざまなトラブルを補償してくれる保険に加入できます。損害補償保険へ加入していることを取引先にアピールできるため、取引先も安心して取引に応じてくれるかもしれません。
また、フリーナンス口座の開設時には、反社会的勢力でないかどうかチェックされます。請求先にフリーナンス口座を設定し、反社会的勢力ではないことを証明できれば、社会的信用力も上げられるでしょう。
社会的信用の低さを理由に、新規の契約を結べない個人事業主も多いでしょう。FREENANCEの会員になり、専用口座を開設すれば、仕事を増やす上でもメリットがあります。
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FREENANCEのデメリット
FREENANCEにはメリットだけでなくデメリットもあります。できないことやリスクなどを確認しておけば、より快適にサービスを利用できるようになるでしょう。
個人間の取引はできない
フリーナンス口座は、法人との取引における事業収入の入金にのみ利用可能です。個人間の取引では使用できず、給与の受取口座に指定することも認められていません。
フリーナンス即日払いに関しても、売掛請求を行う相手が個人や個人事業主なら、ファクタリングサービスは利用できないことになります。法人との取引に限定されるサービスです。
ただし、クラウドソーシングサービスを利用して個人から仕事を受注した場合は、クラウドソーシングサービスを取引先とすれば、フリーナンス即日払いを利用できる可能性があります。
即日払いには手数料が発生する
フリーナンス即日払いを利用する場合は、請求額に対し3~10%の手数料がかかります。売掛金を早期で回収できる反面、回収額が最大90%まで減ってしまう点がデメリットです。
しかし、カードローンの利子や銀行融資の手間などを考えれば、大きなデメリットにはならないでしょう。フリーナンス口座の利用回数が増えれば、手数料の割合も下がっていきます。
なお、専用口座の開設やあんしん補償サービスは、基本的に全て無料で利用できます。FREENANCEの会員登録も無料であり、月額料金なども発生しません。FREENANCEの運営費の大部分は、即日払いの手数料でまかなわれています。
振り込まれる日が決まっている
取引先からフリーナンス口座に振り込まれた報酬は、自分の個人口座にすぐ振り替えられるわけではありません。振替のタイミングは、毎週金曜日と月末・月初の営業日です。
振込日の設定が週1回なので、タイミングによっては1週間近く振り込みを待たなければなりません。『今すぐ振替』を利用すれば、当日または翌日に振替を行ってもらえますが、手数料が1回あたり350円かかります。
フリーナンス即日払いを利用した際の買取料金の入金先は、フリーナンス口座ではなく利用者の個人口座です。審査に通れば原則としてすぐに入金されます。
FREENANCEの利用方法
個人事業主がFREENANCEのフリーナンス即日払いを利用する方法を紹介します。大まかな手順とステップごとのポイントを押さえておきましょう。
契約時に必要な書類
FREENANCEを利用する場合は、顔写真付き身分証明書の準備が必要です。運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・顔写真がある住民基本台帳カード・運転経歴証明書のいずれかを用意しましょう。
本人が身分証明書を手に持った自撮り画像も準備しなければなりません。屋号で口座開設を行う場合は、開業届の提出も求められます。
会員登録時に入力する利用者情報は、正しい情報を入力しましょう。フォームに入力した情報と身分証明書の情報が一致しなければ、審査には通りません。
アカウント登録をする
FREENANCEの利用を開始するためには、アカウント登録が必要です。公式サイトの『新規登録』や『今すぐ無料登録』からアカウントを作成できます。
アカウント登録はメールアドレスかSNSアカウントを用いて行います。サイトの指示に従い各種情報を入力し、個人口座情報と顔写真付き身分証明書を登録しましょう。
公式サイトでの手続きが一通り完了したら、審査が行われます。そして審査通過後に送られてくる通知に従い手続きを進めれば、専用のフリーナンス口座が開設される流れです。早速、取引先からの入金先をフリーナンス口座に指定しましょう。
請求書を登録して申請、審査後に入金
フリーナンス即日払いを利用するには、買い取ってもらいたい請求書をFREENANCEに登録します。
取引先には、フリーナンス口座を記載した請求書を送付しましょう。取引先に提出する請求書には、請求先会社名・請求日・請求金額・振込期限・振込先口座などの項目が必須です。
システムに請求書などの書類をアップロードした後は、審査が行われます。審査に通過した場合は、登録済みの個人口座に買取代金が入金されます。
申請日に必ず入金が行われるとは限りません。11時半までに審査を通過した場合は即日払いの対象ですが、それ以降に通過した場合はシステムの都合上、入金が翌営業日となります。
取引先から期日までにフリーナンス口座へ売掛金が入金されたら、フリーナンス口座から自動的に返金分が回収されます。自分で特別な手続きを行う必要はありません。
FREENANCE利用時の注意点
FREENANCEのファクタリングサービスの注意点を紹介します。下記のことを知り、利用を検討する際の参考にしましょう。
専用口座を利用する必要がある
FREENANCEの損害補償保険を利用するためには、フリーナンス専用口座の利用が必要です。最低1社の取引先で入金口座を専用口座にしておけば、保険を利用する条件はクリアできるでしょう。
専用口座の利用回数が多くなるほど与信スコアがアップし、即日払いの手数料が下がっていきます。法人との取引で積極的に利用するのがおすすめです。
即日払いを利用する際、請求書に記載する入金先口座は、フリーナンス口座以外の口座も設定可能です。ただし、取引先からの入金後は、自分でフリーナンス口座に利用分を入金し直す必要があります。振込手数料も負担しなければなりません。
請求書の提示を求められることも
即日払いを利用するケース以外では、専用口座に入金予定の請求書を登録する必要はありません。個人口座を利用する場合と同様に、報酬の受取口座として特別な手続きをせずに使えます。
専用口座への入金額が極端に多かったり、不適切な入金であると判断されたりした場合は、請求書の提示を求められるケースがあります。この場合は、確認が取れるまで個人口座への振替が行われません。
基本的に、請求書のアップロードが必要なのは、即日払いの利用時のみです。安易に請求書を登録してしまうと、即日払いの申請をしているものと捉えられかねないため注意が必要です。
自由に引き出しができない
フリーナンス口座に振り込まれたお金は、毎週金曜日と月初・月末の銀行営業日のみ個人口座への振替が行われます。自由に引き出せるわけではない点に気を付けましょう。
即日払いを利用し、急いで資金調達したい状況でも、最大で1週間近く入金を待たなければなりません。資金繰りが厳しいときには困ることになります。
1日でも早く手元に現金が欲しい場合は、『今すぐ振替』を利用すれば原則として当日に個人口座へ振替を行ってくれます。
GMOのファクタリングサービス
資金調達方法を探しているなら、サービス内容に定評があるGMOのファクタリングがおすすめです。GMOは東証一部上場企業であり、信用力が高く安心して利用できます。GMOが提供する2種類のファクタリングサービスをチェックしておきましょう。
GMO BtoB早払い
『GMO BtoB早払い』は、独自の回収方法で売掛金を資金化できる、法人向けファクタリングサービスです。入金先に仮想口座を利用するため、売掛金をGMOに返済する手間が省けます。
取引方法は2社間と3社間から選択可能です。売掛債権の買取後、最短2営業日で入金してもらえます。
通常の『請求書買取』以外に、オプションで『注文書買取』サービスを利用することも可能です。受注段階で現金化できるため、より安定した資金繰りを実現できるでしょう。
なお、GMO BtoB早払いは企業間取引がある法人向けサービスであり、個人事業主は利用できません。
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FREENANCEのフリーナンス即日払い
GMOは、損害補償保険やファクタリングを提供する『FREENANCE(フリーナンス)』というサービスを展開しています。FREENANCEは、フリーランスや個人事業主のために用意されたサービスです。
FREENANCEで提供されるファクタリングサービス『フリーナンス即日払い』では、売掛金相当額の入金が最短で債権買取日当日に実行されます。取引先にサービスの利用は知らされません。
買取手数料は請求書額面の3~10%です。一般的な2社間ファクタリングでは、手数料が10~20%かかるため、他社より手軽に利用できます。
サービスを利用するためには、専用のフリーナンス口座を開設する必要があります。専用口座を使えば使うほど手数料が下がるのもメリットです。
即日払い | FREENANCE(フリーナンス) | FREENANCE(フリーナンス)
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FREENANCEのメリット
GMOが個人事業主向けに提供しているFREENANCEのメリットを紹介します。ファクタリング以外の魅力も押さえておきましょう。
さまざまな補償が付帯する
フリーナンス口座を開設すると、仕事中のさまざまな事故を補償するサービス『フリーナンスあんしん補償』が無料で付帯します。
業務遂行中の事故や仕事の結果の事故、受託物の事故などが補償の対象です。1事故あたり最高5000万円のが補償を受けられます。
会社員なら仕事中に事故を起こしても会社に助けてもらえますが、個人事業主の場合は保険に加入しなければなりません。フリーナンスあんしん補償なら、仕事中にトラブルが発生しても、無料で損害補償を受けられます。
手続きが簡単でスピーディ
銀行融資で資金調達を行う場合、多くの書類を用意したり担保や保証人を準備したりと、時間や手間がかかります。しかし、FREENANCEのフリーナンス即日払いなら、ネット上での簡単な操作のみで手続きが可能です。
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売掛金相当額が原則として即日で振り込まれる点もメリットです。スピーディに資金調達を行えるため、資金繰りが楽になります。
取引先に通知されない
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ファクタリングを利用していることが取引先に知られると、資金繰りが厳しいのではないかと疑われ、その後の取引に悪影響を与える恐れがあります。しかし、フリーナンス即日払いなら取引先に知られないため安心です。
取引先が支払った売掛金はフリーナンス口座へ直接支払われるため、サービス利用者がFREENANCEへ支払う必要がありません。売掛金の回収はフリーナンス口座から直接行われます。
社会的信用が上がる
フリーナンス口座を開設すると、仕事中のさまざまなトラブルを補償してくれる保険に加入できます。損害補償保険へ加入していることを取引先にアピールできるため、取引先も安心して取引に応じてくれるかもしれません。
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社会的信用の低さを理由に、新規の契約を結べない個人事業主も多いでしょう。FREENANCEの会員になり、専用口座を開設すれば、仕事を増やす上でもメリットがあります。
FREENANCEのデメリット
FREENANCEにはメリットだけでなくデメリットもあります。できないことやリスクなどを確認しておけば、より快適にサービスを利用できるようになるでしょう。
個人間の取引はできない
フリーナンス口座は、法人との取引における事業収入の入金にのみ利用可能です。個人間の取引では使用できず、給与の受取口座に指定することも認められていません。
フリーナンス即日払いに関しても、売掛請求を行う相手が個人や個人事業主なら、ファクタリングサービスは利用できないことになります。法人との取引に限定されるサービスです。
ただし、クラウドソーシングサービスを利用して個人から仕事を受注した場合は、クラウドソーシングサービスを取引先とすれば、フリーナンス即日払いを利用できる可能性があります。
即日払いには手数料が発生する
フリーナンス即日払いを利用する場合は、請求額に対し3~10%の手数料がかかります。売掛金を早期で回収できる反面、回収額が最大90%まで減ってしまう点がデメリットです。
しかし、カードローンの利子や銀行融資の手間などを考えれば、大きなデメリットにはならないでしょう。フリーナンス口座の利用回数が増えれば、手数料の割合も下がっていきます。
なお、専用口座の開設やあんしん補償サービスは、基本的に全て無料で利用できます。FREENANCEの会員登録も無料であり、月額料金なども発生しません。FREENANCEの運営費の大部分は、即日払いの手数料でまかなわれています。
振り込まれる日が決まっている
取引先からフリーナンス口座に振り込まれた報酬は、自分の個人口座にすぐ振り替えられるわけではありません。振替のタイミングは、毎週金曜日と月末・月初の営業日です。
振込日の設定が週1回なので、タイミングによっては1週間近く振り込みを待たなければなりません。『今すぐ振替』を利用すれば、当日または翌日に振替を行ってもらえますが、手数料が1回あたり350円かかります。
フリーナンス即日払いを利用した際の買取料金の入金先は、フリーナンス口座ではなく利用者の個人口座です。審査に通れば原則としてすぐに入金されます。
FREENANCEの利用方法
個人事業主がFREENANCEのフリーナンス即日払いを利用する方法を紹介します。大まかな手順とステップごとのポイントを押さえておきましょう。
契約時に必要な書類
FREENANCEを利用する場合は、顔写真付き身分証明書の準備が必要です。運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・顔写真がある住民基本台帳カード・運転経歴証明書のいずれかを用意しましょう。
本人が身分証明書を手に持った自撮り画像も準備しなければなりません。屋号で口座開設を行う場合は、開業届の提出も求められます。
会員登録時に入力する利用者情報は、正しい情報を入力しましょう。フォームに入力した情報と身分証明書の情報が一致しなければ、審査には通りません。
アカウント登録をする
FREENANCEの利用を開始するためには、アカウント登録が必要です。公式サイトの『新規登録』や『今すぐ無料登録』からアカウントを作成できます。
アカウント登録はメールアドレスかSNSアカウントを用いて行います。サイトの指示に従い各種情報を入力し、個人口座情報と顔写真付き身分証明書を登録しましょう。
公式サイトでの手続きが一通り完了したら、審査が行われます。そして審査通過後に送られてくる通知に従い手続きを進めれば、専用のフリーナンス口座が開設される流れです。早速、取引先からの入金先をフリーナンス口座に指定しましょう。
請求書を登録して申請、審査後に入金
フリーナンス即日払いを利用するには、買い取ってもらいたい請求書をFREENANCEに登録します。
取引先には、フリーナンス口座を記載した請求書を送付しましょう。取引先に提出する請求書には、請求先会社名・請求日・請求金額・振込期限・振込先口座などの項目が必須です。
システムに請求書などの書類をアップロードした後は、審査が行われます。審査に通過した場合は、登録済みの個人口座に買取代金が入金されます。
申請日に必ず入金が行われるとは限りません。11時半までに審査を通過した場合は即日払いの対象ですが、それ以降に通過した場合はシステムの都合上、入金が翌営業日となります。
取引先から期日までにフリーナンス口座へ売掛金が入金されたら、フリーナンス口座から自動的に返金分が回収されます。自分で特別な手続きを行う必要はありません。
FREENANCE利用時の注意点
FREENANCEのファクタリングサービスの注意点を紹介します。下記のことを知り、利用を検討する際の参考にしましょう。
専用口座を利用する必要がある
FREENANCEの損害補償保険を利用するためには、フリーナンス専用口座の利用が必要です。最低1社の取引先で入金口座を専用口座にしておけば、保険を利用する条件はクリアできるでしょう。
専用口座の利用回数が多くなるほど与信スコアがアップし、即日払いの手数料が下がっていきます。法人との取引で積極的に利用するのがおすすめです。
即日払いを利用する際、請求書に記載する入金先口座は、フリーナンス口座以外の口座も設定可能です。ただし、取引先からの入金後は、自分でフリーナンス口座に利用分を入金し直す必要があります。振込手数料も負担しなければなりません。
請求書の提示を求められることも
即日払いを利用するケース以外では、専用口座に入金予定の請求書を登録する必要はありません。個人口座を利用する場合と同様に、報酬の受取口座として特別な手続きをせずに使えます。
専用口座への入金額が極端に多かったり、不適切な入金であると判断されたりした場合は、請求書の提示を求められるケースがあります。この場合は、確認が取れるまで個人口座への振替が行われません。
基本的に、請求書のアップロードが必要なのは、即日払いの利用時のみです。安易に請求書を登録してしまうと、即日払いの申請をしているものと捉えられかねないため注意が必要です。
自由に引き出しができない
フリーナンス口座に振り込まれたお金は、毎週金曜日と月初・月末の銀行営業日のみ個人口座への振替が行われます。自由に引き出せるわけではない点に気を付けましょう。
即日払いを利用し、急いで資金調達したい状況でも、最大で1週間近く入金を待たなければなりません。資金繰りが厳しいときには困ることになります。
1日でも早く手元に現金が欲しい場合は、『今すぐ振替』を利用すれば原則として当日に個人口座へ振替を行ってくれます。
まとめ
ファクタリングはほかの資金調達方法に比べ、よりスピーディーに現金を調達できる点が大きな特徴です。売掛金を回収できない危険性も回避できます。
ファクタリングの種類や仕組みをきちんと理解し、慎重に検討した上で利用しましょう。
また、GMOが運営する個人事業主向けサービス『FREENANCE』に登録すると『フリーナンス即日払い』が利用できます。取引先に通知がいかない便利なサービスです。
FREENANCEの専用口座を開設しておけば、さまざまな補償も付帯します。メリットや注意点を確認し、GMOが提供するファクタリングサービスの利用もぜひ検討してみてください。
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