税理士資格取得を目指すおすすめの税理士予備校・通信講座3選

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税理士資格取得を目指すおすすめの税理士予備校・通信講座3選

税理士資格取得を目指して勉強するには、予備校か通信講座がおすすめです。

本記事では税理士試験の詳細や予備校・通信講座・独学で勉強する場合のメリット・デメリットについて解説します。

最後におすすめの予備校・通信講座も紹介していますので、税理士試験の勉強法で迷っている方はぜひ参考にしてください。

甲田拓也
サイト管理者の紹介
甲田拓也 (公認会計士税理士甲田拓也事務所 代表)
早稲田大学卒業後、PwCグローバルファームや個人会計事務所を経て現事務所を設立。節税、資金繰り、IPO・マーケ支援を行うプロ会計士として活動。YouTubeでも情報発信中!

税理士の資格を取るには試験に合格する必要がある

税理士資格を取得するには、受験資格を満たした上で試験に臨み合格する必要があります。この章では税理士試験の詳細についてみていきます。

税理士試験の試験科目

税理士試験には11の試験科目があります。その中から必修科目2科目、選択科目3科目の計5科目に合格しなければなりません。

会計 2科目とも必須 簿記論、財務諸表論
税法 どちらか1科目必須 法人税法、所得税法
残りの科目数を選択 消費税法または酒税法、相続税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税

 

会計科目の簿記論、財務諸表論はどちらも合格する必要があります。税法の法人税法・所得税法はどちらか1科目以上合格しなければなりません。法人税法・所得税法のどちらか1科目を選択した場合、残り2科目については残りの科目から選択します。

 

合計5科目の試験に合格すると、晴れて税理士資格を取得できます。

税理士試験の試験日程

税理士試験は基本的に毎年8月に実施されます。令和3年度は8月17日〜8月19日の3日間にかけて行われました。期間中、試験は1科目につき1回のみです。

税理士試験の受験料

税理士試験の受験料は受験する科目数によって変わってきます。受験料は収入印紙を税理士試験受験願書の指定箇所に添付して支払います。現金や口座振替などでは支払えないため注意が必要です。

受験科目数 1科目 2科目 3科目 4科目 5科目
受験手数料 4,000円 5,500円 7,000円 8,500円 10,000円

税理士試験の受験地

受験地は願書提出時に下記の都道府県から希望の受験地を選択して提出します。受験者数が多い場合には、希望した受験地以外での受験になる可能性があります。

 

【受験地】

北海道、宮城県、埼玉県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県

税理士試験の受験資格

税理士試験を受けるにはどれか1つ受験資格を満たしている必要があります。主な受験資格は以下の通りです。

  • 大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、法律学又は経済学に属する科目を1科目以上履修した者
  • 司法試験に合格した者
  • 公認会計士試験短答式試験合格者・公認会計士試験短答式試験全科目免除者
  • 日本商工会議所主催簿記検定試験1級合格者
  • 全国経理教育協会主催簿記能力検定試験上級合格者
  • 会計士補・会計士補となる資格を有する者
  • 法人又は事業を営む個人の会計に関する事務に2年以上従事した者
  • 弁理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士の業務に2年以上従事した者
  • 税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助の事務に2年以上従事した者  など

 

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難しい?税理士資格の合格率と必要な勉強時間

税理士試験は数ある資格試験の中でも難関の試験として知られています。その理由を合格率と必要な勉強時間の2つの側面からみていきましょう。

税理士試験の合格率

税理士試験の合格率は15〜20%前後となっています。

試験年度 受験者数 合格率
平成30年度 30,850人 15.3%
令和元年度 29,779人 18.1%
令和2年度 26,673人 20.3%
令和3年度 27,299人 18.8%

 

税理士試験の受験資格をみると、税理士試験を受けることができる人はそもそも会計や税務に対する知識が一般の方より多い人ばかりです。そのような方が勉強をしてなお、合格率が15〜20%前後であることを考えると、税理士試験がいかに難易度の高い試験であるかわかるでしょう。

税理士資格を取るのに必要な勉強時間

税理士資格を取るためには一般的に3,000~4,000時間前後の勉強時間が必要であるといわれています。

 

勉強時間は勉強方法や各自の知識量によっても異なってきますので一概にこの時間であるとはいえませんが、長い時間が必要であることがわかります。仕事や子育てのある社会人にとっては、簡単に捻出できる時間ではないでしょう。

 

また、もし時間を捻出できたとしても、何年も勉強をし続けるには税理士資格に対する高いモチベーションを保ち続ける必要があります。これらの点からも、税理士資格の取得は難しいといえるでしょう。

税理士資格の勉強方法は3つ|予備校・通信講座・独学

税理士試験を受けると決めた後には、勉強方法を決める必要があります。税理士試験の場合、予備校に通う・通信講座を利用し自宅で勉強する・独学で勉強を進めるの3つが主な勉強法です。

 

ここでは予備校・通信講座・独学のメリット・デメリットについて解説します。勉強方法を決める前に、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか理解しておきましょう。

予備校で勉強するメリットとデメリット

【メリット】

  • 講師に直接質問できる
  • 勉強場所を確保できる
  • 勉強時間を強制的に確保できる
  • 他の学生と情報交換できる

 

【デメリット】

  • 費用が高い
  • 通学に時間がかかる
  • 決められた時間に自分のスケジュールを合わせなければならない

 

予備校ではいつ・何の勉強をするのかスケジュールが決められています。自分でスケジュール管理をする必要がなく、強制的に勉強時間が確保できます。また、経験豊富な講師から直接アドバイスを受けることもできるため、効率的に勉強を進められるでしょう。

 

その一方、予備校は通信講座・独学に比べて費用が高くなりがちです。また、授業の時間に合わせて仕事や家事を調整しなければならないといったデメリットもあります。

通信講座で勉強するメリットとデメリット

【メリット】

  • 費用が安い
  • 勉強時間や勉強場所を好きに選べる
  • 最適な教材を使用できる

 

【デメリット】

  • 質問の回答を得るのに時間がかかる
  • 勉強に対するモチベーションの維持が難しい

 

通信講座は予備校に比べて費用が安く、また勉強時間や勉強場所を自由に選ぶことができます。勉強に使用する教材にはインターネット動画や参考書、DVDなどの種類があり、自らの勉強スタイルにあった教材を提供してくれる学校を選ぶことで、自分にとって勉強しやすい状況を作り出すことができます。

 

その反面、質問を送付してから回答が届くまでに時間がかかる・勉強に対する高いモチベーションを一人で維持し続けることが難しいといった点がデメリットになるでしょう。

独学で勉強するメリットとデメリット

【メリット】

  • 費用が格安
  • 勉強時間や勉強場所を好きに選べる

 

【デメリット】

  • 質問や相談できる相手がいない
  • 勉強に対するモチベーションの維持が難しい
  • 教材を自ら選ばなければならない
  • 効率的に勉強を進めることが難しい

 

独学の一番のメリットは費用が安いことです。予備校や通信講座のようなまとまった費用は必要なく、参考書や問題集購入の数千円程度の支出で済みます。

 

しかし、独学であるため疑問点等が出てきても質問する相手がおらず、自ら解決する必要があります。また、予備校や通信講座のように「次回の試験を受けるにはいつまでに何を勉強しなければならない」といった勉強のスケジュールが決められていないため、効率的に勉強を進めることが難しいでしょう。

税理士資格取得に向けたおすすめの勉強法は予備校か通信講座

前章で3つの勉強法のメリット・デメリットについて解説しました。その上で税理士資格取得に向けたおすすめの勉強法は予備校か通信講座の2つです。

 

予備校は勉強時間や勉強場所の確保が可能です。直接講師に質問することもできるため、予備校に通う時間のある方には最適の勉強方法だといえるでしょう。

 

その反面、予備校に通い続ける時間を確保するには仕事や家事といったプライベートの予定を調整しなければなりません。仕事が多忙な方や家を空けることが難しい方には予備校での勉強は難しいでしょう。

 

そのような方には通信講座での勉強がおすすめです。通信講座であれば、勉強時間や勉強場所を好きに決められます。また、予備校と同様にオンライン授業やメールを通して講師に質問もできるため、効率的に勉強を進められるでしょう。

 

【おすすめの勉強法】

通学が可能な方:予備校

自分のスケジュールに合わせて勉強したい方:通信講座

 

一方、独学は勉強の進捗管理や分からない問題の解決に至るまですべて自分で行う必要があり、効率的に勉強ができる方法であるとはいえません。

 

税理士資格を効率的に取得したい方は、予備校または通信講座にて勉強を進めていきましょう。

おすすめの税理士予備校3選

税理士試験を目指す方におすすめの予備校を3つご紹介します。

資格の大原

CMでおなじみの学校です。税理士講座を始めとするさまざまな資格取得を目指す講座が開講されています。全国に学校があるため、首都圏以外の方でも通学しやすいでしょう。試験科目ごとにコースが分かれているため、自分が必要な試験科目のみ選んで勉強できます。

資格の学校TAC

資格取得に関する大手予備校のTACです。全国35か所に校舎があります。校舎はすべて駅近のため、仕事帰りに利用しやすい立地です。無料セミナーや体験入学が実施されていますので、実際の雰囲気を確認したい方はぜひ利用してみましょう。

資格スクール大栄

全国に100校以上の校舎がある大手予備校です。他の予備校の校舎がない地域にも校舎が作られていますので、他の予備校で近くに校舎が見つからず通学を諦めてしまった方はぜひ一度大栄のホームページで校舎の場所を確認してみてください。

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おすすめの税理士通信講座3選

税理士試験を目指す方におすすめの通信講座を3つご紹介します。

クレアール

クレアールでは超効率的な学習法として「非常識合格法」が用いられています。非常識合格法とは、過去の試験問題を科学的に解析し出題範囲の高い問題に集中して勉強することです。最短ルートで税理士資格を取得したい方におすすめです。

スタディング

スタディングはスマホやタブレットでも受講できる講座です。場所を選ばずに勉強できるため、通勤時間や昼休みにも勉強したい方に向いています。短期合格者の学習法を研究した独自の勉強法で学習を進めることができるため、効率的に勉強できます。

LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドの通信講座には、インターネットを使った通信Web講座とDVDの二種類があります。インターネットを使い慣れていない方はDVDで学習しましょう。受講期間内であれば講座を好きなだけ繰り返し観ることができますので、自分で納得がいくまで勉強することができます。

まとめ:予備校か通信講座を利用しての資格取得がおすすめ

税理士資格を取得するには、試験を受け5科目に合格する必要があります。税理士試験を目指して勉強するには、予備校か通信講座がおすすめです。

 

【おすすめの勉強法】

通学が可能な方:予備校

自分のスケジュールに合わせて勉強したい方:通信講座

 

定期的に学校に通える方には予備校が、自分のスケジュールに合わせて自宅で勉強したい方には通信講座が向いています。

自らのライフスタイルに合った勉強法を選んで、効率的に資格取得を目指しましょう。

 

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